「メルティー」は、好みの異性とLINEで繋がると謳っていますが、サクラを使って高額運営を行っているサービスであるため、利用には注意が必要です。
サイト名称:メルティー
メルティーの概要
■サクラを使って男性会員にメッセージへの返信と課金を促すような運営を行っている点
■有料会員になってもメッセージの送信は1通=200円と非常に高額な料金設定となっている点
■メールでの会員登録も可能であることから、連絡先の収集が行われている可能性が有る点
販売業者 | 株式会社イーアシスト |
運営責任者 | 久我 梨乃 |
所在地 | 東京都文京区大塚4-40-11 |
問い合わせ | info@meltiest.jp 03-3830-060* |
対応OS | WEB |
役務の対価 | ポイント消費制1pt=10円 メッセージ送信1通=200~250円 |
メルティーの料金体系
「メルティー」のサービス料金表は以下の通りです。
メニュー | 消費pt |
文章メッセージの送信 | 20~25pt |
画像メッセージの送信 | 20~25pt |
画像メッセージの閲覧 | 10~25pt |
ストアでの購入単位と金額は以下の通りです。
購入単位 | 金額 | 1ptあたりの金額 |
100pt | 1000円 | 10円 |
300pt | 3000円 | 10円 |
500pt | 5000円 | 10円 |
1000pt | 10000円 | 10円 |
2000pt | 20000円 | 10円 |
5000pt | 50000円 | 10円 |
「メルティー」は、ポイント消費制で、基本のレートは1pt=10円(税抜き)です。購入プランは非常に多く用意されていますが、購入キャンペーンでのお得感しかなく、レートの変動はありません。
次に、ポイントの消費一覧を確認すると、課金前と後では消費ポイントが変りますが、メッセージの送信は1通=200pt(200円)と非常に高額な料金設定となっています。
課金前は特にポイントの消費が激しいため、すぐに課金せざるを得ない状況になり、さらに課金後もそれほど安く利用できるサイトではありません。
また、連絡先の交換には課金が必須となっているため、無料で出会いが見つかるサイトではないと言えますね。
メルティーの運営会社
次に、「メルティー」の運営会社をチェックしてみましょう。
「メルティー」の特商法表記をみてみると、会社名、所在地、連絡先などが詳細に記載されていました。また、「インターネット異性紹介事業」や「電気通信事業者」の届出番号も記載されています。
運営元の情報を見る限り、正しく届出をして運営している優良サイトのように感じますね。
メルティーの機能と運営
それでは「メルティー」の機能と運営内容を確認してみましょう。
「メルティー」は、LINEで簡単に登録できると謳っていますが、メールアドレスを利用して登録することも可能です。LINEでも広告が届く可能性はありますが、メール登録で利用すると、連絡先を提供することになってしまい、外部の業者にも利用される可能性は高まります。
サイトの機能としては、会員検索画面で気になる相手をみつけ、1対1でメッセージのやりとりをするといういたってシンプルなものとなっています。サイトのPR文には、お相手との共通点を自動解析とありますが、マッチング機能があるのかは不明です。
サイトに登録すると、数こそ少ないもののすぐに数名の女性からアプローチをうけました。これはサクラ運営を行っているサイトの特徴で、新規登録の男性会員にむけて早急に送信されていると予想できます。
人数が少ないため、実在する女性のように感じるかもしれませんが、このサイトの登録時の付与ポイントは100ptしかないため、数通メッセージを送信すればすぐにポイント不足になります。そのため、数人のサクラであっても男性会員に課金を促すことはできるのでしょうね。
メルティーのメッセージ
では実際に「メルティー」で受信したメッセージの内容を確認してみましょう。
先ほども書きましたが、サクラと予想される女性会員は現状それほど多くはありません。ただ、男性がアプローチに反応しなければどんどん増えていく可能性はあります。
メッセージの内容としては、即会いやお金に余裕があることなどをチラつかせ、返信を促すもので、反応が無い男性に対しては執拗にメッセージが繰り返されます。
また、このサイトでは画像の閲覧にもポイントを消費するため、メッセージ内に画像を添付してアプローチを続けます。
このように、「メルティー」にはサクラを疑う女性会員が存在しているため、都合の良い出会いの誘いに安易に返信することはおすすめできません。
メルティーの利用規約
免責事項~当社は、ユーザーが本サービスの利用を通じて得る情報について、その正確性、確実性、有用性、実在性など、一切保証するものではありません。
「メルティー」の利用規約を確認してみたところ、それほど不自然な点は無いようにも感じますが、サイト内で提供される情報の正確性、確実性は一切保証しないと書かれていました。
出会い系サイトに登録されているプロフィールや、やり取りの内容のすべてが真実とは思えませんが、この規約文はサクラが架空のプロフィールで稼働していることへの言い逃れかもしれませんね。
メルティーの注意点
それでは、「メルティー」を利用するにあたっての注意点を解説していきます。
メルティーは一見優良出会い系サイト
本来、出会い系サイトは「出会い系サイト規制法」による「インターネット異性紹介事業者」の届出を済ませたサイトに限られます。
「メルティー」は特商法表記に「インターネット異性紹介事業者」の届出受理番号があるため、その点では優良サイトと考えられます。
さらに、「出会い系サイト規制法」は、出会い系サイトに登録時や利用前に身分証を使った年齢確認を義務付けていますが、「メルティー」では利用前に身分証の提示を求められたので、この点でも優良サイトの条件をクリアしていると言えます。
しかし、実際の運営内容は明らかにサクラと思われる会員が男性へのアプローチを繰り返していることから、安心して利用できるサイトとは言えません。
メルティーは高額料金設定
「メルティー」の利用料金はメッセージの送信1通=200円と非常に高額に設定されていました。これは、一般的に出会い系の相場と比較すると約4倍の料金設定となっています。
運営側からもお知らせが届き、購入キャンペーンも常に行われていて、大量ポイントの付与を謳っていますが、これもはじめから高額課金させる手口にすぎません。
実際にやり取りできる相手がいるのかわからない状態ではじめからまとめ買いをするのはやめておいた方がいいでしょう。
メルティーにはサクラ運営を行っている
「メルティー」に男性会員として登録すると、すぐに数名の女性からメッセージが届きます。人数こそ少ないものの、女性は執拗にメッセージを繰り返します。
これは、サクラが新規登録の男性会員へメッセージを送信し、返信させることで手持ちのポイントの消費と追加購入を狙っているにすぎません。
私は調査目的でサイトに登録しているため、詳細プロフィールや顔写真の設定を行っていません。そのような会員が一般の女性の目に留まるとは考えづらいことからも、「メルティー」はサクラ運営を行っていると言えますね。
メルティーの退会方法
「メルティー」の退会方法は、問い合わせのメールアドレスへ退会の旨を送信すればOKです。しかし、運営側にメールアドレスを提供してしまうことなるため、ここでもあえてメールはせず、LINEアカウントをブロックしておくといいでしょう。
メルティー総評
「メルティー」は、一見優良出会い系サイトのようにも見えますが、実際はサクラを使って男性会員へ課金を促すような運営を行っています。
「メルティー」のように「インターネット異性紹介事業」の届出済みのサイトであっても、高額料金設定でサクラを稼働させる悪質運営サイトも存在しています。安心・安全に出会いを探すためには、信頼され長く運営している老舗の優良出会い系の利用をお勧めします。