「ラビラブ」に要注意
非出会いサクラアプリ
アプリ名称:ラビラブ 対応OS:android
ラビラブの概要
■友達作りや恋人探しのできる出会い系アプリと謳っているが、インターネット異性紹介事業者ではない点
■サクラを使って男性会員からメッセージの返信を促し、ポイントの追加購入を狙った運営をしている点
■18歳未満と小中高校生の利用を禁止しているが、年齢の確認を行っていない点
運営会社の名称 | ラビラブサポート |
運営責任者 | 森本 晋 |
所在地 | 〒550-0013 大阪府大阪市西区新町4丁目10-27 |
問い合わせ | info@kikkake.life |
対応OS | アンドロイド |
役務の対価 | ポイント消費制1pt=10円 トーク送信1通=200円 |
ラビラブの特徴・使い方
「ラビラブ」のメイン機能は、「お相手検索」という会員検索機能と、1対1のメッセージ(トーク)のやり取りのみで、非常にシンプルなものになっています。
ラビラブの料金体系
「ラビラブ」のサービス料金は以下の通りです。
メニュー | 消費pt |
トークの送信 | 20pt |
添付画像を見る | 20pt |
添付画像を送る | 20pt |
ストアでの購入単位と金額は以下の通りです。
購入単位 | 金額 | 1ptあたりの金額 |
200pt | 1000円 | 5円 |
600pt | 3000円 | 5円 |
500pt | 5000円 | 10円 |
1000pt | 10000円 | 10円 |
2000pt | 20000円 | 10円 |
このアプリはポイント消費制で、レートは1pt=10円です。購入画面を見てみると、1000円と3000円の購入では通常レートの2倍のポイントが購入できることがわかりますが、何度も繰り返して購入できるかは不明です。
ポイント消費一覧を確認してみると、トークの送信は1通=20pt(100~200円)となっていました。
一般的に、優良とされている出会いアプリでは、トーク(メッセージ)の送信は1通=50円程度が相場と言われています。
それと比較してみると、このアプリは2~4倍にもなる料金設定をしていることがわかります。これをみるだけでも、このアプリは悪質な運営方針をとっていることがわかりますね。
ラビラブの運営元
次は「ラビラブ」の運営会社情報をチェックしていきましょう。
特商法表記を見てみると、運営会社は「ラブラビサポート」とされていて、実際の会社名であるかは疑問です。個人での運営の可能性もあるので、屋号なのかもしれませんが、会社名を伏せる為の表記のように感じます。
また、問い合わせはメールかアプリ内のフォームからとなっていて、電話番号の記載はされていません。
電話でのサポートを行っていないというのは、悪質運営アプリに非常に多いパターンです。アプリ選びの際には一度チェックしてみることをおすすめします。
ラビラブの評価・口コミ
では次に「ラビラブ」評価や口コミについてみていきましょう。以下はGooglePlayの口コミ・レビューです。
平均評価は4.5と非常に高評価となっています。レビュー件数はまだ少ないものですが、ほとんどの会員が★5のレビューを登録しています。
以下は実際のレビューです。
やって良かったと心から思えたアプリでした。似たようなアプリが多い中で、ここは正真正銘出会えるアプリでした。
使う人次第で望む結果が出せる良いアプリだと思います。個人的には幅広くいろんな世代と繋がれるのでいいですね。
過疎化過ぎて使えません。 20〜40、東京で検索。 出てきたの2人? しかも未登録? これを高評価してるやつは何者? コメントのサクラか?
画像がアップロードできない
高評価レビューを見てみると、ここにはたくさん紹介はできていませんが、上記のように似通った長さの文章がずらりと並んでいました。
内容も漠然としたものが多く、運営側が意図的に高評価レビューを投稿しているように感じます。
低評価レビューを見ると、会員がいないと書かれていましたが、現在はもっとたくさんの女性が表示されます。
しかし、表示された会員を見てみると、私宛にトークを送信していた女性ばかりで、おそらくサクラのプロフィールが検索できるようになったものだと思われます。
また、画像のアップロードができないとの声が上がっていますが、アプリの動作自体も不安定なのでしょうか。サクラ被害というよりは、アプリそのものの利用に不便が生じているようです。
レビュー件数からしても、運営歴が短いことがわかるため、会員自体が少ないことは明白です。たくさんのレビューがあれば、アプリの良し悪しも見ることができるので、レビュー数もアプリ選びのポイントと言えますね。
ラビラブのサクラを紹介
それでは、「ラビラブ」に登録し、実際に私宛に届いたサクラからのメッセージ(トーク)の内容を確認してみましょう。
まず、このように連続して送信されてくるものは、サクラが送信するトークに非常によくみられる特徴で、かなり一方的に送り付けてくる印象です。
男性からの返事がなければ、他の会員をあたればいいはずですが、サクラは返信をもらうために必死に何度もアプローチをしてきます。
また、このように、すぐに連絡先を交換したいという会員もいて、一般の女性ではありえない無防備さです。
実際に、即会いを希望している女性も存在するかもしれませんし、NGならスルーでと言っているので、あまり不自然な印象はないかもしれませんが、あえてそうすることで、男性会員を焦らせ、早めに返信をもらうための手口ともいえるでしょう。
私は、このアプリのプロフィールに顔写真も設定せず、コメントも掲載していないことから、とても女性会員の目に留まる会員とは思えません。
そのような男性が、たくさんの女性からアプローチをうけるという不自然さからも、このアプリがサクラを使った運営をしていることは間違いないでしょう。
ラビラブがおすすめできないアプリである理由
それでは「ラビラブ」が、なぜおすすめできないアプリであるかについて、具体的に解説していきます。
ラビラブは出会いアプリではない
「ラビラブ」はストアではっきりと「出会系アプリ」と表記したり、友達作りや恋人探しにおすすめとするなど、ユーザーからすれば出会いアプリにしか見えません。
しかしこのアプリは、「出会い系サイト規制法」で認められた「インターネット異性紹介事業者」ではないと思われ、本来は出会いの場を提供できないアプリです。
「出会い系サイト規制法」は、18歳未満の児童が、出会いアプリを利用し、出会いに起因した性犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐことを目的としています。
そのため、本来の出会いアプリでは、身分証を使った「確実な年齢確認」が義務付けられています。
しかし、このアプリではそのような年齢確認が行われないことからも、上記の「インターネット異性紹介事業者」でないことがわかります。
利用規約内には、青少年の心身に悪影響を与える行為やわいせつ行為等が禁止されていますが、それだけでは「出会い系サイト規制法」に沿った運営とは言えないのです。
ラビラブは年齢の確認を行っていない
「ラビラブ」は、先ほども書いた通り、身分証を使った年齢確認を行っていません。
利用規約で20歳未満の利用は禁止としていたり、ストア説明に、18歳未満と小中高校生の利用は控えるようにと表記はしていますが、それだけでは児童の利用を完全に防ぐことはできません。
ユーザーは、このアプリに登録する際、自己申告で年齢を設定します。そのため、年齢を偽って利用することは非常に簡単です。
仮に、好奇心や援助交際目的の中高生などが紛れ込んでいた場合、気付かずに接触してしまう危険性があるため、やはりこのアプリをおすすめすることはできません。
ラビラブはサクラ運営をしている
「ラビラブ」に男性会員としてプロフィール登録をすると、自分からアプローチをせずとも、非常にたくさんの女性会員からメッセージ(トーク)が届きます。
その内容は、どれも比較的短文で、さっぱりした内容なので、サクラからのしつこいアプローチにはみえないかもしれませんが、このアプリはトークの送信1通=200円もかかります。できれば1通のメッセージで自己紹介をしようと考えるのが普通でしょう。
しかし、送られてくるトークは、挨拶にもならないようなものばかりなので、いくらでもメッセージが送信できるサクラの可能性が高いと思われます。
さらに、内容は即会いや連絡先の交換といった、男性に都合の良いものばかりであることから、このアプリはサクラを使った運営をしていると言えます。
ラビラブ総評
「ラビラブ」は出会いアプリでないばかりか、サクラを使って、男性会員に高額課金をさせることを狙った悪質運営のアプリです。
「ラビラブ」のように、一見出会いアプリのように見えても、出会いの場を提供できない偽アプリには、様々な危険が潜んでいます。出会い探しは、「インターネット異性紹介事業者」が運営する優良なアプリを選びましょう。