Karamo(カラモ)要注意
サクラ運営悪質アプリ!
アプリ名称:Karamo(カラモ) 対応OS:android、iOS
Karamo(カラモ)の概要
■友達やパートナー探しを謳っているが実際は出会いを提供できるアプリではない点
■アプリ内でのユーザー同士のやり取りはすべて自己責任としている点
■18歳未満、高校生以下の学生の利用は禁止しているが、年齢や身分の確認を一切行っていない点
役務提供者 | 株式会社ジーネット |
サービス名 | KARAMO(カラモ) |
運営責任者 | KARAMO開発グループ乾 麻子 |
本社所在地 | 東京都練馬区石神井町3-19-17 |
電話番号 | 03-6240-080*(受付時間:平日10:00~17:00) |
E-Mailアドレス | info@karamoapp.com(受付時間:24時間対応) |
サービス開始 | 2018年 |
対応OS | アンドロイド、iOS |
役務の対価 | ポイント消費制1P=10円 メッセージ送信1通=250円 |
Karamo(カラモ)の料金体系
「Karamo(カラモ)」はポイント消費制で、サービス料金は以下の通りです。
メニュー | 消費ポイント |
プロフィール画像閲覧 | 5P |
動画閲覧 | 25P |
個別メッセージ送信 | 25P |
すれ違いプリセットメッセージ送信 | 5P |
リミット解除 | 2000P |
ストアでの購入単位と金額は以下の通りです。
購入単位 | 金額 | 1ポイントあたりの金額 |
120P | 1220円 | 10.1円 |
360P | 3680円 | 10.2円 |
600P | 5860円 | 9.7円 |
1300P | 12000円 | 9.2円 |
このアプリは登録時に付与ポイントはありませんでした。毎日ログインボーナスが2Pもらえますが、3日以上ログインしなければ会員のプロフィール画像すら閲覧することが出来ません。
個別メッセージ送信は1通=250円と非常に高額で、これは優良な出会いアプリの相場と比べると5倍も高い設定です。料金体系だけをみても、このアプリが悪質な運営をしていることがわかりますね。
Karamo(カラモ)の運営元
次に「Karamo(カラモ)」の運営会社をチェックしてみましょう。
特商法表記には、会社名・所在地・電話番号がしっかりと記載されていました。電話やメールの受付対応時間も記載があるので、比較的しっかりした運営元であることがうかがえます。
しかしながら、出会い系アプリを運営する事業主が、本来かならず届出るべき、「インターネット異性紹介事業者」の届出受理番号の記載がみつかりませんでした。
出会い系サイトやアプリを運営するには、「出会い系サイト規制法」という法律に基づく決まりを遵守し、その運営方法を公安に届出なければなりません。
「出会い系サイト規制法」の目的は、出会い系サイトやアプリに18歳未満の児童が紛れ込み、性犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐというもので、大事なポイントとしては、登録時に「確実な年齢確認」を行うということです。
ところが、このアプリはプロフィール登録時にユーザー自ら生年月日を入力するだけでよく、身分証の提示は求めません。
そのようなアプリは「出会い系サイト規制法」に基づく条件を満たしているとはいえないので、「インターネット異性紹介事業者」とは認められません。
上記のことから、このアプリは出会いアプリではないと言えます。
Karamo(カラモ)の評価・口コミ
それでは「Karamo(カラモ)」評価や口コミについてみていきましょう。以下はAppStoreとGooglePlayの口コミ・レビューです。
平均評価はどちらも4.1とかなりの高評価です。レビュー数も合わせて3500件と比較的多く寄せられています。
以下は実際のレビューです。
インターネットで調べていたら、このアプリが一位だったのでインストールしてみました。その通りでした。多彩な機能かつ使いやすい!女性の豊富さにも驚きました! 今までいろんなアプリに課金してきたのが馬鹿らしくなりました。今アプリを探している方には絶対インストールしてみてほしいです!
可愛い女の子がたくさん集まっててすぐに会える、楽しい話しが出来る子が多く、楽しい。広告も気にすることもなくて楽
さくらやなりすましがいる課金システムだから要注意してください。会話が噛み合えない。だらだらメールで課金システムだから金がかかる。暇潰しにはなるだろう。
私の住んでいる所は田舎で、登録している女性は検索しても出て来ないのに、女性からのメッセージを見ると全てが同一市または近隣の住所です。
他のサイトを見ても同一市の女性は2~3人しか登録していないのに、こんなに沢山の女性が登録しているのが摩訶不思議です。皆さん気をつけましょう。
高評価のレビューには、実際に即会いできたなどの書き込みも見られますが、簡単なレビューが多く、運営側の操作も考えられる内容となっています。
中にはレビューを書くように指示されたというものもあるので、ポイント付与を目的とした高評価が集まっている可能性もあります。
低評価レビューでは、地域検索ではユーザーが出てこないにもかかわらず、メッセージで近くだと言ってくる会員がいるとの書き込みをみつけました。
これはよくあるサクラの手口で、新規登録した会員と近くに住んでいるとウソをついて接触してきているにすぎません。明らかにポイント消費を狙ったやり口です。
Karamo(カラモ)のサクラ会員
それでは実際に「Karamo(カラモ)」に潜むサクラを見ていきましょう。
このアプリのサクラの存在を確認するために、私もアプリにプロフィール登録をしてみました。ただし、それはごくごく簡単なもので、ニックネームと年齢、地域だけです。
にもかかわらず、登録後すぐに女性会員から続々とメッセージが届きました。プロフィール画像もなく、年齢設定も決して若くない、30代の後半の男性に、若い女性からこれほどのアプローチがくるのは明らかに不自然ですよね。
次に、サクラと疑われる会員から届いたメッセージを確認してみましょう。
これは、住んでいる地域が近いからという理由で届いたメッセージのようですが、たった数キロの範囲に、同じアプリを利用しているユーザーが簡単にみつかるとは思えません。
これらのメッセージは、どれもLINEのIDや、携帯番号などの個人情報の交換を希望するものです。
IDや番号を交換してしまえば、相手と直接連絡がとれるので、アプリの利用料金がかからなくなります、しかも密に連絡が取れるので会えると思う人も多いかもしれません。
しかし、実際にはこのようなメッセージにいくら返信をしても、サクラははぐらかすばかりでIDや番号を送って来なかったり、ニセモノのIDを送ってきたりします。
繋がらないということをさらに連絡する男性ユーザーもいるので、運営側はより高額な料金を搾取することができるという仕組みです。かなり悪質ですね。
Karamo(カラモ)が危険なアプリである理由
ここからは「Karamo(カラモ)」が危険なアプリである理由をまとめていきます。
Karamo(カラモ)は出会い系ではない
「Karamo(カラモ)」は先程説明した通り、出会いアプリではありません。
ですが、一見すると、掲示板やメッセージ送信など、出会いアプリのように見えるので、勘違いしているユーザーは多いはずです。
ストアのアプリ説明でも恋人探しをしたい人や、パートナーを探しているひとにおすすめなどと記載して、ユーザーを騙しています。
ただ、ストアの説明文には、
当アプリは、暇つぶしアプリであり、
「異性紹介事業」を目的とするアプリではありません。
と記載があります。これは、一般のユーザーが「異性紹介事業=出会い系」ということをあまり知らないことから、このような表現をしているものと思われます。かなり紛らわしく、ユーザーにとっては不親切な運営と言わざるをえませんね。
Karamo(カラモ)は年齢確認をしていない
「Karamo(カラモ)」は「18歳未満の方、高校生以下の学生の利用は禁止」としていますが、実際には年齢は自己申告のみで、身分証の提示などは一切求められません。
正しく年齢確認をしていないアプリには、年齢を偽って登録した中高生が紛れ込んでいることがあります。興味本位で利用したり、援助交際を目的としている場合もあります。
成人した大人が18歳未満の児童と性的な接触をしてしまうと、犯罪者となってしまう場合があります。
また、18歳未満の児童と接触した事実を証拠にとり、警察への通報などを脅し文句にした恐喝事件に巻き込まれる可能性もあり、非常に危険です。
Karamo(カラモ)はサクラを使っている
「Karamo(カラモ)」は本来の出会いアプリではないので、基本的に出会いを提供してはいけません。しかしながら、運営側はサクラを使ってユーザーに出会いを持ちかけるような運営をしています。
やはり、あくまでも男性ユーザーが出会いを探して登録しているものと考えていて、そこを利用して高額な利用料金を搾取するビジネスモデルであると言えます。
Karamo(カラモ)総評
「Karamo(カラモ)」は、一見すると出会いアプリのように運営をしていますが、じつは出会いの場を提供することのできないアプリです。悪質アプリの特徴を見極めて、優良アプリだけを利用するようにしたいですね。
「Karamo(カラモ)」のように、ユーザー側の無知と勘違いを利用して高額な料金を請求する悪質アプリは許すことができません。本来の出会いアプリは料金も良心的で安心して使えるアプリです。