「熟恋パートナー」は、中高年の恋愛やパートナー探しを謳ったアプリですが、本来の出会いアプリではありません。非出会いアプリでの出会い探しは危険が伴います。安易な利用はNGです。
アプリ名称:熟恋パートナー 対応OS:android
熟恋パートナーの概要
■中高年向けに、恋愛や再婚、パートナー探しを謳ったアプリだが、本来の出会いアプリではない点
■年齢確認が行われていないため、18歳未満の児童が紛れ込む可能性がある点
■サクラを使って男性会員へチャットの返信を促し、ゴールドの追加購入を狙った運営をしている点
運営 | 熟恋パートナー事務局 |
所在地 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-32-20 |
運営責任者 | MKSプロダクツ |
問い合わせ | アプリ内フォームのみ |
対応OS | android |
役務の対価 | ゴールド消費制1G=10円 チャット送信1通=320円 |
熟恋パートナーの料金体系
「熟恋パートナー」のサービス料金表は以下の通りです。
メニュー | 消費ゴールド |
チャット送信 | 32G |
画像添付 | 45G |
添付画像閲覧 | 25G |
ストアでの購入単位と金額は以下の通りです。
購入単位 | 金額 | 1Gあたりの金額 |
50G | 500円 | 10円 |
105G | 1000円 | 9.5円 |
325G | 3000円 | 9.2円 |
580G | 5000円 | 8.6円 |
1250G | 10000円 | 8円 |
2650G | 20000円 | 7.5円 |
4150G | 30000円 | 7.2円 |
「熟恋パートナー」は、ゴールド消費制で、基本のレートは1G=10円です。購入プランを見てみると、少額から購入でき、まとめ買いでかなりレートは下がります。
しかし、ゴールドの消費一覧を見てみると、チャットの送信は1通=32G(320円)と非常に高額な設定となっていました。
最安のレートで換算しても、チャット送信は1通=230円もかかります。優良出会いアプリではチャット送信は1通=50円程度が相場である為、このアプリはその4倍以上ということになりますね。
熟恋パートナーの運営会社
次に、「熟恋パートナー」の運営会社をチェックしてみましょう。
このアプリの特商法表記をみてみると、運営者名は「熟恋パートナー事務局」とされていて、責任者名が会社名のようにも見えますが、屋号なのか社名なのかはやはり不明です。
また、所在地の記載はありますが、連絡先の記載はなく、問い合わせはアプリ内のフォームのみとなっています。
サポートの対応時間は比較的長いようにも感じますが、基本的に直接問い合わせはできないため、返信にどれくらい時間がかかるのかはわからない状態ですね。
熟恋パートナーの評価・口コミ
次に「熟恋パートナー」を利用したユーザーの評価や口コミについて調べてみましょう。以下はGooglePlayの評価とレビューです。
平均評価は4.0と比較的高評価となっていました。しかし、レビュー件数が少なすぎるため、参考になる数字とは言えません。
では、実際のレビューを見てみましょう。
すぐに出会えました!まだまだライバルが少ないのか、すぐに知り合えました。今がもしかしたら穴場でチャンスかもしれないですね。30歳以上の人と出会いたい人は使う価値のあるアプリですね。
今までにあまりマッチングアプリを使っていい思いはしてこなかったけど、熟恋パートナーで初めていい出会いを見つけられました。そもそもあまり会えないアプリに当たることが多かったけど、ここは1人目からすぐに会えて良かったです。同年代の人や年上の女性との出会いが沢山ありました。
まだ使っている人が少なくて評価しづらいところがある。アプリの使いやすさや見やすさなどは良いから、あとはもっと人が増えたら良いですね。
高評価レビューを見てみると、これまでのアプリとは違い、ここではいい出会いが見つかったという内容のものが見られました。
しかし、低評価のレビューでは、利用者が少ないため、今のところは評価しづらいと書かれていました。
ただ、全体的には使いやすいという評価となっている為、今後利用者が増えればさらに評価が上がる可能性はあるのかもしれませんね。
熟恋パートナーの機能と運営
それでは「熟恋パートナー」の機能を確認してみましょう。
このアプリは、会員検索画面で相手を探し、1対1でチャットのやり取りができるシンプルなシステムです。
会員の一覧をみると、最近ログインした会員のみが表示されている為、30人までしか表示されていません。
絞り込み検索は、自動的に自分の登録地域の女性に絞られるようではありますが、検索結果としては多くの会員が表示されました。
熟恋パートナーのメッセージ
次に、実際に「熟恋パートナー」に登録し、受信したメッセージの内容を確認してみましょう。
まず、このアプリに男性会員として登録すると、数こそ多くはないですが、すぐに一定数のチャットメッセージが届きます。
ここで注目すべきは、チャットの数です。運営側からのキャンペーンのお知らせもありますが、女性からのアプローチが3件含まれています。
届いた内容は、特におかしなものではないですが、このようなアプローチに3通返事をすれば、登録時の付与ゴールドは消費され、その後は課金が必要になります。
さらに、返信をせずに様子を見ていると、同じ女性から続けてチャットが届き、返信を促すようなアプローチを受けることにも気が付きます。また、チャットに画像を添付して、閲覧でゴールドを狙っていることもわかります。
つまり、この3人の女性に関しては、間違いなく運営側が用意しているサクラだと言えるでしょう。
運営側もゴールドの購入キャンペーンを頻繁に行っているようですが、いくらお得に購入しても、消費ゴールドが激しいアプリなので、結果的には高額課金となってしまいます。
熟恋パートナーの利用規約
保証の承認及び免責~投稿コンテンツの内容が正確であること、及び不具合が生じないことについて、何ら保証するものではありません。
「熟恋パートナー」の利用規約を確認してみたところ、このアプリでは、投稿内容が正確であることや、ユーザーに不具合が生じないことを保証しないとされていました。
出会い系アプリでやり取りされる内容が、全て正しいとは言えず、ユーザー間で不具合が生じることもあるとは思いますが、運営側がサクラを配置してやり取りをしていることへの言い逃れのようにも聞こえますね。
熟恋パートナーの注意点
それでは、「熟恋パートナー」を利用するにあたっての注意点を解説していきます。
熟恋パートナーは出会いアプリではない
「熟恋パートナー」は、特に中高年層を狙って、恋愛や再婚、パートナー探しができるアプリと謳っていますが、実は本来の出会いアプリではありません。
本来の出会いアプリは「出会い系サイト規制法」による「インターネット異性紹介事業」の届出を済ませた事業者が運営するアプリだけです。
しかし、「熟恋パートナー」のストア説明や特商法表記には「インターネット異性紹介事業者」の届出受理番号が記載されていないため、実は出会いアプリではないとわかります。
熟恋パートナーは年齢確認を行なっていない
上記の「出会い系サイト規制法」は、18歳未満の児童が出会いアプリを利用して、出会いに起因した性犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐことを目的とした法律です。
そのため、出会いアプリには登録時や利用前に身分証を使った年齢確認が義務付けられていますが、「熟恋パートナー」ではそのような年齢確認は一切行われていません。
大人向けのサービスであるとPRしているので、若年層が利用するとは思えないかもしれませんが、逆に、援助交際を狙っている中高生が紛れ込む可能性もゼロとは言えません。
登録が簡単なアプリには、身分を偽って利用するユーザーがいるかもしれないと考え、安易な出会い探しはNGです。
熟恋パートナーはサクラ運営をしている
「熟恋パートナー」に男性会員として登録すると、数こそ多くはありませんが、課金するには十分な数のアプローチを受けます。
届いたメッセージの内容は、即出会い希望であったり、連絡先交換ができるというものとなっていましたが、おそらくサクラが返信を狙って送信しているにすぎません。
また、チャットには頻繁に画像が添付され、ゴールドの大量消費も狙っています。購入キャンペーンに促されて課金をしてしまう人もいるかもしれませんが、一度課金すると、さらなる高額課金を持ちかけられることもあるので注意が必要です。
熟恋パートナーの退会方法
「熟恋パートナー」の退会方法は、マイページ→ヘルプ→退会へ進みましょう。そのあとは自分のスマートフォンからアプリをアンインストールすれば完了です。
熟恋パートナー総評
「熟恋パートナー」は、中高年層向けに、恋愛やマッチングを謳ったアプリですが、本来の出会いアプリではありませんでした。
「熟恋パートナー」のような非出会いアプリでは、サクラを使ってチャットへの返信と高額課金を狙った運営が行われています。
大手の優良アプリを選んで、サクラ無しの快適な出会い探しを楽しみましょう。