「Gappie(ギャッピー)」
非出会い自己責任アプリ
アプリ名称:Gappie(ギャッピー) 対応OS:iOS、android
Gappie(ギャッピー)の概要
■恋活や婚活ができると謳っているが、面識のない異性との出会いや交際を禁止している点
■サクラを使って男性会員からの返信を促し、コインの追加購入を狙った運営をしている点
■年齢確認を行っていないため、18歳未満の児童との接触が考えられる点
運営法人名 | 株式会社DELTA |
運営責任者名 | 田中資浩 |
運営所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-5-1グランドハイツ802 |
サポート電話番号 | 03-5962-767* |
対応OS | iOS・アンドロイド |
役務の対価 | ポイント消費制1pt=約10円 メッセージ送信1通=約220円 |
Gappie(ギャッピー)の特徴・使い方
「Gappie(ギャッピー)」の基本的なサービスは1対1のメッセージのやり取りとなっていますが、その他にも少し変わった機能が搭載されています。
ギャッピーニュースではコラムが読めるので、ひまつぶしにもなりますし、タイムトラベルという機能で、ランダムに表示された年代の情報や、関連するユーザーを表示させることができます。
Gappie(ギャッピー)の料金体系
「Gappie(ギャッピー)」のサービス料金表は以下の通りです。
メニュー | 消費pt |
メッセージ送信 | 22pt |
定型文送信 | 10pt |
トーク画像送信 | 22pt |
トーク画像閲覧 | 5pt |
プロフ画像表示 | 3pt |
ストアでの購入単位と金額は以下の通りです。
購入単位 | 金額 | 1ptあたりの金額 |
120pt | 1220円 | 10.1円 |
300pt | 2940円 | 9.8円 |
510pt | 4900円 | 9.6円 |
1300pt | 12000円 | 9.2円 |
2800pt | 25400円 | 9円 |
「Gappie(ギャッピー)」はポイント消費制で、レートは1pt=約10円です。3000円程度の購入で、1pt=10円を下回るので、比較的お得にも感じますが、高額でまとめ買いをしてもそれほど大きくレートは下がりません。
消費ポイントを確認してみると、メインとなるメッセージ送信は1通=22pt消費し、220円という高額設定となっています。
高額と判断したのは、優良出会いアプリのメッセージ送信は、1通=50~60円が相場と言われているためで、このアプリはその4倍もの料金設定となっています。
さらに、画像の送信や閲覧も高額に設定されており、プロフィール画像の表示にもポイントを消費するなど、数千円分のポイントではすぐに足りなくなってしまう料金設定です。
Gappie(ギャッピー)の運営会社
次に「Gappie(ギャッピー)」の運営会社情報を確認してみましょう。
法人名、責任者名、所在地、サポート電話番号と、きちんと表記されていました。問い合わせの対応時間まではわかりませんが、電話での問い合わせを受け付けているのは安心です。
ただ、アプリ内にも問い合わせフォームが設置されているので、電話をかけても問い合わせフォームを案内される可能性はありますね。
Gappie(ギャッピー)の評価・口コミ
次に「Gappie(ギャッピー)」の評価や口コミについて検証していきましょう。以下はAppStoreとGooglePlayの口コミ・レビューです。
平均評価はどちらも4以上と非常に高評価となっていました。レビュー数はそれほど多くないものの、★5のレビューが大半を占めています。
以下は実際のレビューです。
シンプルだけど、機能が充実してるしいい感じですね。出会いが無い毎日だったのにまるっきり逆の生活に変わってくれました。
幅広い世代と繋がれるのでいいですね。いろんな年齢の相手と繋がりたいのでどんどん声をかけさせてもらってます。
最悪最低のアプリ星の数1だけどマイナス5出会えたなんてソイツはサイトの回し者。金の無駄遣い。最初はGPS機能で家から近い人の顔写真載ってるが貼り付けもの。メールしても返事も無しサクラのオンパレード。金返せ!
冷やかしサクラばかりです
高評価レビューは出会いがあったかのようにも見えますが、実際はアプリ内で、サクラと会話することを楽しんでいるユーザーがいるようにも感じます。
低評価レビューでは、サクラの存在に気が付いているユーザーからの書き込みが見られ、課金後には相手にされなくなったという内容も見られます。
読み進めると、★3以上のレビューはどれも似たような文章や長さで、簡単に高評価をしている印象です。気軽に利用できるのはいい点かもしれませんが、やはり運営側の操作も疑う内容となっていました。
Gappie(ギャッピー)に潜むサクラや業者
ここからは、実際に私が「Gappie(ギャッピー)」に登録し、受信したメッセージの内容を確認してみましょう。
サクラのメッセージの特徴的な点は、一方的なメッセージです。自己紹介をしているのは普通かもしれませんが、無視されているのに、しつこく返信を促しています。
このアプリはメッセージ送信に1通=220円、画像の送信にも220円かかります。プロフィールに画像を設定しておけば済むところを、あえて送信している時点で不自然です。
このアプリは画像の閲覧にもポイントを消費するので、おそらくそこを狙ったものと思われますが、45歳のプロフィール設定をしている私に、20歳の女性からの突然のアプローチというのもあり得ません。
また、このアプリでは、LINEのID交換を希望するメッセージが大量に送信されてきました。
ID交換をすれば無料でやり取りが可能になるので、手っ取り早い方法ではありますが、まだやり取りをしていない相手に、自分からIDを送るというのはあまりにも無防備です。
試しに検索をしてみると、このIDは利用不可となっていて、ユーザーは存在しませんでした。ということは、結局アプリでのやり取りをすることになり、ポイントを消費します。
このように、サクラは男性会員の手持ちのポイントを消費させるため、連絡先の交換まで持ちかけます。
さらに、LINEを使って、他のアプリへ誘導する業者も存在するため、仮に利用可能のIDだとしても危険です。
また、このアプリの「タイムトラベル」機能は、ランダムなマッチング機能のようになっていて、出てきた年代に関連する会員が表示されます。
会話のきっかけにはなりますが、実際にやってみると、どの年代が表示されても、関連する会員は20代の女性だけが表示されるので、特に意味のある機能とは言えません。
このように、サクラはあの手この手で男性のポイント消費を狙ったメッセージを送信してきます。あまりにも都合の良い話にうっかり返信をしないように注意が必要です。
Gappie(ギャッピー)に注意が必要な理由
それでは、なぜ「Gappie(ギャッピー)」が注意が必要なアプリであるか、理由を解説していきます。
Gappie(ギャッピー)にはサクラや業者が存在している
「Gappie(ギャッピー)」に登録すると、数こそ多くありませんが、サクラや業者と思われるメッセージが送信されてきます。
私はこのアプリにニックネームと生年月日、住んでいるエリアの設定はしていますが、顔写真はアップロードせず、プロフィールに一切コメントをつけていません。
さらに、ログインも頻繁にはしていないので、会員一覧では目に留まることは少ないはずです。
ただなんとなく登録して、自分からアプローチもしていない男性会員が、女性からのアプローチを受けることは、一般的な出会いアプリではまずありえません。
その時点で、メッセージの送り主がサクラか業者であると疑いますが、実際に送信されてくるメッセージの内容を見ても、それが一般の女性会員からではないとわかります。
顔もわからない男性に向けて、まだ一往復もやり取りが成立しないうちから、ID交換や即会いを希望するのは、サクラか業者でしかありません。
出会いアプリ初心者には、女性からのアプローチは嬉しいものですが、そこを狙ってサクラや業者が新規登録の会員へ向けてメッセージを送信しているのです。
Gappie(ギャッピー)は出会いアプリではない
「Gappie(ギャッピー)」はストアで「出会いはGappie(ギャッピー)」と記載するなど、一見すると出会いアプリやマッチングアプリのように感じるかもしれません。
しかし、このアプリは「出会い系サイト規制法」で認められた「インターネット異性紹介事業者」ではなく、出会いの場を提供することのできないアプリです。
「Gappie(ギャッピー)」のストア説明や特商法表記には「インターネット異性紹介事業者」の届出受理番号の記載がないことからも、出会いアプリではないことがわかります。
ストア説明や利用規約には、アプリの運営目的などははっきり記載されておらず、ユーザーの判断で出会いアプリとして利用されているにすぎないのです。
Gappie(ギャッピー)は年齢確認を行っていない
「Gappie(ギャッピー)」は「インターネット異性紹介事業者」ではないと書きましたが、その理由のひとつとして、確実な年齢確認を行っていないことも挙げられます。
「出会い系サイト規制法」は18歳未満の児童が出会いアプリを利用し、出会いに起因した性犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐことを目的としています。
そのため、出会いアプリでは、登録時や利用開始前に、身分証を使った「確実な年齢確認」が義務付けられています。
しかし、このアプリではストアで18歳未満と高校生の利用は禁止と記載したり、アプリの年齢登録画面で、20歳未満の年齢を設定しようとすると、「20歳未満の方のご利用はできません」と表示されるだけです。
つまり、自己申告で、20歳以上の年齢を設定すれば、誰でも簡単に登録が完了します。となれば、実際に年齢を偽って登録している会員も多数いると考えられますよね。
さらに、年齢確認を行っていないことから、このアプリの規約には、提供する情報の正確性や確実性は一切保証しないと記載されています。
これは、仮に18歳未満の児童とアプリを通じて接触し、トラブルになっても、運営側は一切責任をとらないということになります。
出会いアプリの利用が個人の責任であることは当然ですが、18歳未満との接触の危険を考えれば、年齢認証を行わないアプリで出会い探しをすることは非常に危険だと言えます。
Gappie(ギャッピー)総評
「Gappie(ギャッピー)」は一見、出会いアプリのようにも見えますが、単に出会いアプリを模して、高額な料金設定で収益をあげようとしている悪質アプリです。
「Gappie(ギャッピー)」のような偽出会いアプリには、未成年者との接触や、高額課金など危険が多く潜んでいます。本来の「インターネット異性紹介事業者」が運営する、本物の出会いアプリを選んで、安心・安全の出会いを探しましょう。