「もしも」はサクラ運営
非出会い高額アプリ注意
アプリ名称:もしも 対応OS:iOS
もしもの概要
■同じ趣味や夢を持った友達が探せるアプリと謳っているが、本来の出会いの場として運営できるアプリではない点
■18歳未満と高校生の利用を禁止しているが、年齢の確認は行われておらず、実際には利用が可能な点
■サクラを使って男性会員へメッセージを送信し、返信とポイントの追加購入を狙った運営をしている点
役務の提供者 | もしも事務局 |
担当者 | 栗山 恵里 |
所在地 | 〒175-0083 東京都板橋区徳丸3-37-17 |
連絡先 | support@mosimo.link |
対応OS | iOS |
役務の対価 | ポイント消費制1pt=11円 メッセージ送信1通=220円 |
もしもの料金体系
「もしも」の利用料金は以下の通りです。
メニュー | 消費pt |
メッセージ送信 | 20pt |
メッセージ画像添付 | 20pt |
メッセージ添付画像閲覧 | 20pt |
もしもストーリー新規投稿 | 10pt |
もしもストーリー画像閲覧 | 5pt |
ストアでの購入単位と金額は以下の通りです。
購入単位 | 金額 | 1pt当たりの金額 |
110pt | 1220円 | 11円 |
340pt | 3680円 | 10.8円 |
570pt | 6100円 | 10.7円 |
1020pt | 11000円 | 10.7円 |
1890pt | 20000円 | 10.5円 |
「もしも」はポイント消費制で、基本のレートは1pt=11円です。購入プランを見てみると、まとめ買いもできるようですが、レートはほとんど下がりません。
消費ポイントの一覧を見てみると、メッセージの送信は1通=20pt(220円)と非常に高額に設定されています。
大手の優良出会いアプリでは、メッセージの送信は1通=50円程度が相場と言われています。比べてみるとこのアプリはその4倍以上もの設定とわかります。料金体系を見るだけでも、このアプリが優良アプリであるとは言えませんね。
もしもの運営元
次に「もしも」の運営会社情報をチェックしていきましょう。
このアプリの運営者情報を見てみると、役務の提供者名は「もしも事務局」とされていて、個人での運営の可能性はありますが、会社名が伏せられていることがわかります。
また、所在地の記載はありますが、連絡先にはメールアドレスが記載されているだけで、電話でのサポートを行っていないこともわかります。
対応時間も比較的短く、サポート体制は手薄な印象です。電話での問い合わせを受けないアプリは悪質な運営を行っていることが多いのが特徴です。利用前のチェックをおすすめします。
もしもの評価・口コミ
では次に「もしも」評価や口コミについてみていきましょう。以下はAppStoreの口コミ・レビューです。
平均評価は3.4となっていて、それほど悪い印象は受けませんが、高評価と低評価にはっきり分かれていることで平均的な数字になっていることがわかります。
では実際のレビューを見てみましょう。
もしも自分が…というコンセプトって考えてみたら小さいころから思ったりすることも多々あって今更ながら面白いコンセプトだなぁ~って感じました。生まれた土地がもしも違う土地だったら…とか、もしも違う仕事に就いていたらどうなっていただろう…とかそういうちょっとした疑問を投げかけるとなるほどなぁ~と思う答えが聞けたり、色んな人とチャットで話してみてその土地の話を聞けたり、色んな面で得する情報を得ることが出来るのでこのアプリはすごく楽しいです。その逆もしかりで、聞かれることもあったりするので良い感じでユーザー同士もコミュニケーションが取れるツールになってると思いますね。このアプリを使い始めてから色んな疑問が解けてきました!
今まで何となく平凡に何も考えずに過ごしてきましたけど、このアプリを始めてからはすごく前向きになれるようになりました。もし自分がこうだったらなぁ~なんていう夢みたいな話をしながら、実際にそう過ごしてる人の話を聞いて自分と重ねて比べてみたり、もしもココに住んでたらどんな暮らしをしていたんだろう?なんていう事でも、その土地のユーザーと仲良くなって実際の暮らしぶりを聞いてみたり、自分が女だったら…とかとにかく疑問でもなんでも投げかけたら答えが見えてくる…そんな楽しいアプリなので、悩みや疑問がある人だったら絶対に楽しめると思いますね。しばらく続けたいと思えるアプリなのでオススメですよ!
プロフィールも登録してなければ写真も登録してないにもかかわらずたくさんの女性からメッセージがきます。普通に考えてこんなに来るわけないですよね。
サクラが多すぎる。いや、おそらく私にきたメッセージは全員サクラだと思います。
可愛い子いっぱいいるけど、最終的に誠意を見せてみたいなセリフから始まるフリーチケット買え買え。しつこすぎてイライラする。
高評価レビューはどれも長文で、アプリのコンセプトを褒めているものが多いため、不自然な印象で、運営側の操作も疑います。
低評価レビューを見てみると、サクラがいると感じたユーザーからの書き込みが多く、最終的に課金を促されるというものもありました。
高評価レビューをあえて投稿することで、平均評価のバランスをとっているように感じますが、やはり低評価レビューを見るとアプリの本質が見えてきています。
もしものメッセージを紹介
それでは、「もしも」に登録し、実際に受信したメッセージの内容を確認してみましょう。
このアプリで受信したメッセージは、比較的短いものが多いのが特徴でしたが、即会いを希望する内容や、連絡先交換を希望するなど、男性の返信を必死に煽っている印象です。
サクラは男性会員から返信をもらい、登録時の付与ポイントを消費させ追加購入させるために稼働しています。
まずは即会いや連絡先交換をエサに返信をさそいますが、やり取りが始まると途端に他愛もない話題でやり取りを引き延ばします。
出会いを探している男性には魅力的な内容のメッセージではありますが、相手は実在しない架空のキャラクターです。決して出会いには繋がらないので注意が必要です。
もしもがおすすめできないアプリである理由
それでは「もしも」が、なぜおすすめできないアプリであるかについて、具体的に解説していきます。
もしもは出会いアプリではない
「もしも」は同じ趣味や夢を持った人と出会えるマッチングアプリと謳っていますが、本来の男女の出会いの場として運営ができるアプリではありません。
本来の出会いアプリは「出会い系サイト規制法」という法律で認められた「インターネット異性紹介事業者」にしか運営することはできません。
このアプリの特商法表記やストア説明を見る限り、「インターネット異性紹介事業者」の届出受理番号の記載は確認できません。
一見出会いアプリのように見えても、届出をしていない「非出会いアプリ」は意外と多く存在しています。利用前に確認する事が大切です。
もしもは年齢の確認を行っていない
上記の「出会い系サイト規制法」は18歳未満の児童が出会いアプリに紛れ込み、出会いに起因した性犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐことを目的として定められた法律です。
そのため、出会いアプリには身分証を使った「確実な年齢確認」が義務付けられていますが、「もしも」ではそのような手続きは行われていません。
そのため、運営側は、提供する情報の完全性や正確性を保証しないことを規約に記載し、あらかじめユーザーに同意させるという方法をとっています。
これは、ユーザーに18歳未満の児童が紛れ込んでいて、年齢を偽って利用していても運営側が一切責任を負わないということになります。
万が一、そのようなユーザーと接触すれば、皆さんが犯罪者にもなり得ます。年齢確認を行なわないアプリでの出会い探しが非常に危険だということがわかりますね。
もしもはサクラ運営をしている
「もしも」には顔出しをしている女性会員が非常に多いことがわかります。この時点でサクラ運営を疑いますが、登録後はすぐに女性会員から多数のメッセージが届くのも特徴的です。
これは、サクラ運営を行っているアプリの大きな特徴で、新規登録の男性会員を狙って運営側が意図的にメッセージをしているものです。
プロフィールに画像を設定したり、詳細な自己PRなどを登録していなくても、これほどまで女性からアプローチを受けるというのは不自然で、やはりこれらのメッセージがサクラからのものであるとわかります。
もしもの退会方法
「もしも」の退会方法は。Menu→その他→退会に関して へ進むことで手続きが可能です。その後は自分のスマホからアプリを削除する事で完了です。
退会にあたってはポイントや手数料は不要ですが、手持ちのポイントは消失するので、その点だけは注意が必要です。
もしも総評
「もしも」は理想の出会いが探せるマッチングアプリと謳っていますが、実際の出会いを探すことは非常に危険な非出会いアプリです。
「もしも」のように一見出会いアプリに見えても、実際は出会いアプリとして運営する条件をクリアしてない非出会いアプリを利用すると様々なリスクが伴います。本当の出会い探しは「インターネット異性紹介事業」として運営されているアプリをおすすめします。