「Yay!(イェイ)」非出会い系
大人の出会い探しは絶対NG!
アプリ名称:Yay!(イェイ) 対応OS:iOS、android
Yay!(イェイ)の概要
■若い年齢層向けのSNSであるため、基本的に恋愛目的の出会い探しの場としては利用不可である点
■年齢認証をするよう呼び掛けているが、実際には身分証を提示しなくても利用が可能な点
■前身のアプリで性犯罪が問題となりリニューアルしたアプリである点。
事業者名 | 株式会社ナナメウエ |
住所 | 東京都港区赤坂8-12-14 |
連絡先 | info@namaeue.jp |
代表者 | 石濱嵩博 |
対応OS | iOS アンドロイド |
役務の対価 | VIP会員のみ有料 月額900円 |
Yay!(イェイ)の特徴・使い方
「Yay!(イェイ)」は世界とつながるコミュニティと謳っていますが、ごく一般的なSNSサービスです。タイムラインに投稿をしたり、気になるユーザーとは1対1でチャットすることなどが可能です。
24時間体制で投稿の監視をしていたり、年齢確認の実施など、運営の安全性をアピールしていて、出会い目的の利用は禁止とストアに記載されています。
Yay!(イェイ)の料金体系
「Yay!(イェイ)」のサービス料金は以下の通りです。
メニュー | 金額 |
VIP会員(18歳未満) | 500円 |
VIP会員(18歳以上) | 900円 |
このアプリは、広告の非表示や特別な投稿方法、足あとの削除などの機能制限が解除となる、月額制の有料サービスがありますが、基本的な機能は無料で利用が可能です。
VIP会員費は18歳未満と18歳以上で多少の金額差が設けられていますが、そもそも中学生以上なら利用可能となっているので、有料サービスがある時点で多少心配な要素があるようにも思えます。
Yay!(イェイ)の運営元
次は「Yay!(イェイ)」の運営会社をチェックしていきましょう。
会社名と住所、代表者名の記載が確認できました。ただ、連絡先はE-mailアドレスとなっていて、電話番号は伏せられています。
このアプリの前身は「ひま部」という、学生向けのSNSアプリでしたが、未成年者が性犯罪に巻き込まれるという事件が発覚し、イメージダウンがあったためにリニューアルされたと言われています。
以前は学生限定アプリということで、そこに目を付けた、学生以外の犯罪者の的となってしまったようですが、そういった接触をなくすような運営に切り替わっているのでしょうか。
まず、中学生以上なら利用できるという点で、すでに危険なアプリであることがわかります。
Yay!(イェイ)の評価・口コミ
では次に「Yay!(イェイ)」評価や口コミについてみていきましょう。以下はAppStoreとGooglePlayの口コミ・レビューです。
平均評価はどちらも4以上と非常に高評価です。レビュー件数も多いため、信ぴょう性も高いと言えるでしょう。
以下は実際のレビューです。
年齢確認した人とだけチャットが可能なので、安心して使えます。過去の投稿を消すこともできるし、害悪なユーザーは即ブロックすることができるので、安全なアプリです。それになにより、暇潰しにちょうど良いし楽しいです!
ひま部とほぼ変わらない感じだと思われがちですが、かなり良くなりました! トラブルを防ぐための他サイトへの移動を防ぐ機能もあり、安心して利用できます✧︎ 運営様とユーザーの壁が無いのでトラブルもすぐに解決してくれます。 また、今まで出会ったことの無いような人とと出会えたり、悩みを聞いてくれるいい人ばかりなので、自分の視野が広がったなぁと実感しています。
安全面強化=年齢制限の意味がわからない。 40代で年確した人のタイムラインは更新されなくなりいいねも全くつかなくなりました。どうやら自分の年齢±3歳までの人としかやり取りできなくしたそうです。その状況を運営は自らTwitterで面白おかしく『40代のユーザーのタイムラインは地獄絵図』だといい他のユーザーとバカにしていました。 その後のアプデでみんなの投稿は見えるようになったけど相変わらず40代設定の人達の投稿が見えるのはごく一部の人達だけになってるみたいです・・・。 やめろってこと?
中途半端な時期に電話番号認証をさせるところがよくわからない。 それに、年齢によってチャットができないのは、犯罪防止なのかよくわからんけど、レター送れたりリプできるならあんまり意味ない気がする。どうせならチャットもできるようにしたらいいのにね…
高評価レビューでは正しくSNSを利用しているユーザーからの満足の声が多数あがっています。登録者数もかなり多いようで、サークルが盛り上がっているという声も見られました。
低評価レビューでは、安全面を考慮して、年齢の近い相手としかやり取りできないという機能に不満を持つ声が多く見られました。しかし、結局は年齢が離れていてもやり取りができる機能が存在し、しかも運営側は、そこでは過激なやりとりは無いだろうと考え、制限していないと回答していました。
運営側の安全対策は、「ひま部」のときよりもしっかりしたものになっているようにも思えますが、ユーザーからは不満の声が上がっています。
やはり、やりとりの年齢制限に対しての不満が多くみられますが、±3歳とのやりとりという時点でこのアプリは子供向け(学生向け)といった印象が一層強く感じられました。
Yay!(イェイ)の会員
それでは、「Yay!(イェイ)」ではどのような会員がやり取りをしているのかを見ていきましょう。
このアプリのサークル機能では、会員が興味のあるグループが多数作成されていて、趣味の会話を楽しむことが可能です。WEB上でお互いの趣味に関してのやり取りができるのはとても楽しく、オンラインゲーム友達ができたりと、なかなか良い機能ですね。
タイムラインではひまつぶしの会話などができます。また、通話機能があり、グループで通話を行っている会員も見られました。
お互いの連絡先を交換せず、アプリ上の機能でやり取りができるというのは大変いい機能だとは思います。しかし、仲良くなった少数の会員以外からもやり取りが見えているということからも、使い方を間違えば非常に危険なアプリになってしまいます。
このように自由度の高いアプリを中高生が利用しているかもしれないと考えると、私たちのような大人のユーザーが安易に利用するのは危険だと考える方が無難です。
Yay!(イェイ)がおすすめできないアプリである理由
それでは「Yay!(イェイ)」がなぜおすすめできないアプリであるかについて解説していきます。
Yay!(イェイ)は出会いアプリではない
「Yay!(イェイ)」はストア説明でもわかるように、「出会い系サイト規制法」に該当する「インターネット異性紹介事業」ではありません。
一般的なSNS全般がそうであるように、誰でも簡単に、おおむね無料で利用が可能です。しかし、やり取りされる内容は個人の責任となるため、異性の出会いに関してやり取りされることもあるでしょう。
このアプリでは年齢確認を行っていて、身分証の提示を行わなければチャットメッセージを送信できないとなっていますが、実際には登録後の数日間はお試しで利用ができるとQ&Aにも記載しています。
となれば、18歳未満の会員に大人からの接触も可能となってしまいます。これでは年齢確認を行っている意味はありません。
さらに、このアプリでは自分の登録した年齢と同年代の会員が表示される機能があるようですが、年齢を偽ってしまえば表示される会員の年代を自分で操作することもできてしまいます。
ということは、18歳未満の児童も大人に近づくことができてしまうので、援助交際などのきっかけとなってしまう可能性もあり非常に危険です。
Yay!(イェイ)は年齢の確認が曖昧
「Yay!(イェイ)」では全ユーザーに年齢確認を行っているとしています。しかし、登録後数日は年齢確認が済んでいない会員もチャットなどのやり取りが可能と、曖昧なものです。
年齢確認に利用される書類は公的な身分証明書ではありますが、顔写真や名前は送信の必要がないので、例えば未成年者が親や兄弟の免許証を使って年齢確認をするということも可能になります。やはりこれでは年齢確認の意味はありません。
Yay!(イェイ)はお試し期間が存在する
先ほども書きましたが、「Yay!(イェイ)」には登録後数日、年齢確認なしですべての機能が利用できるお試し期間が存在します。
そのため、年齢確認が終わっていなくとも、誰とでもどの年代とでもやり取りが可能となってしまいます。
私自身もニックネームと性別だけで登録しましたが、たくさんのユーザーとのやり取りが可能でした。もちろん18歳未満のユーザーにもチャットが送信可能となっています。
また、プロフィールで年齢がわからないユーザーが非常にたくさん存在しているので、自分で18歳以上の会員を選ぶこと自体が非常に難しくなっています。
知らず知らずのうちに18歳未満の児童と接触し、その事実を証拠に取られ、悪質な業者に恐喝されるというような事件が起こる可能性もあります。やはり、大人がこのアプリを利用して出会いを探すというのは非常に危険な行為です。
Yay!(イェイ)総評
「Yay!(イェイ)」は幅広い世代から支持されているSNSアプリです。しかし、出会いを探しているユーザーにおススメできるアプリとは言えません。
「Yay!(イェイ)」のように、多くのユーザーが情報交換や仲間探しの場としてい利用しているアプリには、目的が異なるユーザーや未成年者もたくさん存在しています。出会いを探しているのであれば、本来の出会いアプリを利用する方が当然会える確率が高くなります。