「ラブスポット」は、恋活や友達探しが出来るマッチングアプリと謳っていますが、出会いや異性交際目的での利用が不可の非出会いアプリです。
アプリ名称:ラブスポット 対応OS:android
ラブスポットの概要
■恋活や友達探しが出来るマッチングアプリと謳っているが、本来の出会いアプリではない点
■年齢確認が行われていないため、18歳未満のユーザーが紛れ込む可能性がある点
■サクラを使ってメッセージを送信し、返信とコインの追加購入を狙った運営を行っている点
役務の提供者 | ラブスポステーション |
サイト運営責任者 | 望月 慎吾 |
所在地 | 〒351-0113 埼玉県和光市中央1丁目7-30 |
問い合わせ | info@love-spot-hp.net |
対応OS | android |
役務の対価 | コイン消費制1コイン=10円 メッセージ送信1通=250円 |
ラブスポットの料金体系
「ラブスポット」のサービス料金表は以下の通りです。
メニュー | 消費コイン |
メッセージを送る | 25コイン |
メッセージで画像を見る | 25コイン |
メッセージで画像を送る | 25コイン |
ストアでの購入単位と金額は以下の通りです。
購入単位 | 金額 | 1コインあたりの金額 |
50コイン | 500円 | 10円 |
105コイン | 1000円 | 9.5円 |
220コイン | 2000円 | 9円 |
340コイン | 3000円 | 8.8円 |
580コイン | 5000円 | 8.6円 |
1180コイン | 10000円 | 8.4円 |
2500コイン | 20000円 | 8円 |
3800コイン | 30000円 | 7.8円 |
「ラブスポット」は、コイン消費制で、基本のレートは1コイン=10円です。購入プランはたくさんあり、まとめ買いをすればお得に購入ができます。
次に、消費コインの一覧を確認してみると、メッセージの送信は1通=25コイン(250円)、画像の閲覧にも25コイン(250円)かかることがわかりました。
一般的な優良出会いアプリでは、メッセージの送信は1通=50円程度が相場です。比較してみるといかにこのアプリが高額な料金設定になっているかがわかりますね。
ラブスポットの運営会社
次に、「ラブスポット」の運営会社をチェックしてみましょう。
このアプリの特商法表記をみてみると、役務の提供者名は「ラブスポステーション」となっていて実際の会社名かどうかは不明です。
また、連絡先はメールアドレスしか書かれておらず、電話での問い合わせは受け付けていないことがわかります。有料アプリとしてはかなりサポートが手薄な印象です。
ラブスポットの評価・口コミ
次に「ラブスポット」を利用したユーザーの評価や口コミについて調べてみましょう。GooglePlayの評価とレビューをみてみると、現在は平均評価は公開されていませんでした。
実際のレビューを見てみましょう。
楽しみだよね?
現在は1件の高評価レビューが公開されていますが、特に内容はなく、利用者の声は一切わかりません。まだ新しいアプリである可能性は高いですが、そうなれば利用者が少なく、出会い探しは難しいでしょう。
ラブスポットの機能と運営
それでは「ラブスポット」の機能と運営内容を確認してみましょう。
このアプリは、会員検索画面で相手探しをして、1対1でメッセージのやり取りができる、シンプルなシステムです。
会員の一覧を見てみると、幅広い年齢層の女性が集まっているようにも見えますが、不自然なほど完璧に顔出ししている女性ばかりなのが不自然です。この時点でサクラ運営を疑いますね。
ラブスポットで受信したチャット
次に、実際にこのアプリに登録し、利用してみた結果を見ていきましょう。
まず、このアプリに男性会員として登録すると、人数こそ多くはないですが、すぐに数名の会員からメッセージが届きます。
私は調査目的でこのアプリに登録しているため、プロフィールに顔写真の設定もしていません。自己PRにも特に記載をしていないため、何を基準にメッセージが送信されているのかがわかりません。
つまり、この時点で、「ラブスポット」では新規登録の男性会員に機械的にメッセージを送信し、返信とコインの追加購入を狙ったサクラ運営が行われているとわかります。
届いたメッセージを見てみると、どの女性もこちらが返信をしていないにも関わらず、何通もメッセージを送信し続けていることがわかります。
ポイントがなくなってしまうと書いている女性がいるので、このアプリは男女ともに有料の可能性がありますが、だとすればなおさら、返事のない相手に繰り返しアプローチをするのは不自然です。
やはりこれは男性会員のコインの消費と追加購入を狙ったサクラの手口でしかありません。即会いを希望しているように見える相手でも結果として会えることは無いでしょう。
ラブスポットの利用規約
禁止行為について~出会い・異性交際を目的とした行為。
「ラブスポット」の利用規約を確認してみたところ、このアプリは出会いや異性交際を目的とした行為自体を禁止していることがわかりました。
ストアでは、恋活や友達探しが出来るアプリとしてPRしているため、矛盾していますね。
ラブスポットの注意点
それでは、「ラブスポット」を利用するにあたっての注意点を解説していきます。
ラブスポットは出会いアプリではない
「ラブスポット」は、規約にある通り、出会いや異性交際目的での利用を禁止している非出会いアプリです。
本来の出会アプリは、「出会い系サイト規制法」による届出を済ませた「インターネット異性紹介事業者」の運営するアプリに限られます。
「ラブスポット」の特商法表記には「インターネット異性紹介事業者」の届出受理番号が記載されていない時点で、このアプリが出会いアプリではないとわかります。
先ほど書いたようにストアのPRから出会いアプリであると勘違いする人は多いと予想されますが、そこを狙って勝手に出会いアプリに酷似したサービスを提供している悪質な運営方法だと言えますね。
ラブスポットは年齢確認を行なっていない
上記の「出会い系サイト規制法」は、18歳未満の児童が出会いアプリを利用し、出会いに起因した性犯罪に巻き込まれるのを防ぐための法律です。
そのため、出会いアプリには登録時や利用前に身分証を使った年齢確認が義務付けられていますが、「ラブスポット」では、そのような年齢確認は行われていません。
このようなアプリには、年齢を偽って登録した18歳未満の児童が紛れ込んでいる可能性があるため、大人の出会い探しの場としては危険です。
ラブスポットはサクラ運営をしている
「ラブスポット」に男性会員として登録すると、数こそそれほど多くはありませんが、すぐにメッセージが送信されてきます。
届いたメッセージの内容は、1通目から会うことを希望しているものばかりで、返信をしないでいても連絡先交換を希望するような内容が追加されるなど、メッセージが繰り返されます。
やはりこれはあきらかに、男性会員に返信を促し、コインの消費と追加購入を狙った運営の手法だと言えます。やり取りを繰り返しても出会いには繋がりません。
ラブスポットの退会方法
「ラブスポット」の退会方法は、問い合わせへ連絡すればOKです。そのあとは自分のスマートフォンからアプリをアンインストールすれば完了です。
ラブスポット総評
「ラブスポット」は、出会いがみつかるマッチングアプリと謳っていますが、本来の出会いアプリではなく、実際の出会いに期待することのできない非出会いアプリです。
「ラブスポット」のような非出会いアプリでは、ユーザーの勘違いを利用して、高額で出会いアプリに酷似したサービスが提供されています。やり取りできるのはサクラだけなので注意が必要です。
本物の出会い探しには、老舗の優良出会いアプリの利用をおすすめします。