「ID(アイディー)」は、運命の出会いを謳った出会いサイトですが、サクラ運営を行っています。また出会い系サイトのルールが守られないサイトは危険です。
サイト名称:ID(アイディー)
ID(アイディー)の概要
■恋活や婚活ができるサイトのように見えるが、出会い系サイトのルールが守られていない点
■年齢確認が行われていないため、18歳未満のユーザーが紛れ込んでいる可能性がある点
■サクラを使って男性会員にメールを送信し、返信と課金を促すような運営を行っている点
運営会社 | 株式会社サポート |
運営責任者 | 見立 敦 |
所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-5-3-203 |
問い合わせ | 03-6811-704* information@id001.jp |
対応OS | WEB |
役務の対価 | ポイント消費制1pt=約10円 メール送信1通=約250円 |
ID(アイディー)の料金体系
「ID(アイディー)」のサービス料金表は以下の通りです。
メニュー | 消費pt |
メッセージの送信 | 25pt |
電話番号/LINEID(アイディー)添付 | 500pt |
アドレス添付 | 500pt |
画像添付 | 11pt |
動画添付 | 25pt |
メッセージ閲覧 | 25pt |
画像閲覧 | 11pt |
動画閲覧 | 25pt |
ストアでの購入単位と金額は以下の通りです。
購入単位 | 金額 | 1ptあたりの金額 |
310pt | 3000円 | 9.6円 |
530pt | 5000円 | 9.4円 |
1090pt | 10000円 | 9.1円 |
2200pt | 20000円 | 9円 |
3210pt | 30000円 | 9.3円 |
4310pt | 40000円 | 9.2円 |
5420pt | 50000円 | 9.2円 |
6580pt | 60000円 | 9.1円 |
7740pt | 70000円 | 9円 |
8900pt | 80000円 | 8.9円 |
10210pt | 90000円 | 8.8円 |
「ID(アイディー)」は、ポイント消費制、基本のレートは1pt=約10円です。購入プランを見てみると、少額のプランから実質1pt=10円以下で購入が可能ですが、まとめ買いで大きくレートが下がることはないようです。
次に、ポイントの消費一覧を確認すると、メールの送信は1通=25pt(約250円)と非常に高額に設定されていました。
また、有料メニューが非常に多く、メッセージの閲覧にもポイントを消費することがわかります。登録時にポイントの付与もありますが、課金なしに利用するのは難しいサイトですね。
ID(アイディー)の運営会社
次に、「ID(アイディー)」の運営会社をチェックしてみましょう。
「ID(アイディー)」の特商法表記をみてみると、会社名、所在地、連絡先などが詳細に記載されていました。対応時間は短めですが、電話での問い合わせも受け付けているようです。
かなり高額な料金設定で運営されているので、問い合わせなどのサポート体制も充実させているサイトのようですね。
ID(アイディー)の機能と運営
それでは「ID(アイディー)」の機能と運営内容を確認してみましょう。
「ID(アイディー)」は会員検索でお相手探しをして、メッセージのやり取りをする、いたってシンプルなサイトとなっています。
検索画面を見てみると、年齢や目的などの指定はできますが、登録地域を指定できないので、近場で会えそうな相手をダイレクトに探すのは難しいかもしれませんね。
ID(アイディー)のメッセージ
では実際に「ID(アイディー)」で受信したメールの内容を確認してみましょう。
まず、「ID(アイディー)」に登録すると、すぐに多くの女性会員からメッセージが届き始めます。しかし、私は調査目的でサイトに登録しているので、プロフィールに顔写真も設定していません。
新規登録で表示されているとしても、そのような会員が多くの女性の目に留まるとは考えづらいことから、このサイトがサクラを使った運営をしているとすぐにわかりますね。
届いたメールはこのように一方的に連続して送信されていることからも、やはりサクラが返信を狙って次々に送信しているとわかります。
内容としては、即会い、即エッチ、というものばかりで、返信を急かすものばかりです。またこのサイトではメッセージの閲覧にもポイントを消費するため注意が必用です。
ID(アイディー)の利用規約
利用規約~ユーザーによって投稿されるプロフィール情報の道徳性、信頼性、正確性について責任を負いません。
「ID(アイディー)」の利用規約を確認してみたところ、ユーザーのプロフィール情報の信頼性や正確性について、運営側は責任を負わないと記載されていました。
出会い系サイトに登録されたプロフィールのすべてが正確なものとは言えませんが、仮に年齢を偽って利用する未成年者などがいた場合も、運営側は責任を負わないとしていることになりますね。
また、このサイトでは、会員間のコミュニケーションを活性化させるために、運営側のスタッフによる対応が行われることがあると記載されていました。
これは、サクラを使って運営していることをあらかじめユーザーに同意させるための文章だと言えますね。
ID(アイディー)の注意点
それでは、「ID(アイディー)」を利用するにあたっての注意点を解説していきます。
ID(アイディー)は出会い系サイトのルールを無視している
本来、出会い系サイトは「出会い系サイト規制法」による「インターネット異性紹介事業者」の届出を済ませた業者にしか運営することは出来ません。
「出会い系サイト規制法」は、18歳未満の児童を出会いに起因した性犯罪から守るための法律です。そのため、出会い系サイトには登録時や利用前に身分証を使った年齢確認が義務付けられています。
しかし、「ID(アイディー)」では、年齢確認を行なうという内容の説明はありますが、実際に身分証の提示は求められないまま利用が可能となっています。
規約でもユーザーのプロフィール情報に関して責任を負わないとしているのは、年齢確認が曖昧であるためだと言えますね。
ID(アイディー)はサクラ運営をしている
「ID(アイディー)」に男性会員として登録すると、すぐに多くの女性からメッセージが送信され、即会いや大人の関係を希望するアプローチを受けます。
サイトのTOPには運命の出会いと記載されていて、恋活や婚活の為のサービスのように感じましたが、実際は、割り切った大人の関係を希望するメッセージばかりとなっています。
男性には都合の良い内容だとも言えますが、純粋に出会いを探している人にとっては驚いてしまって、利用を止めてしまう人もいるかもしれませんね。
サクラがあの手この手でメッセージを送信し、メッセージの閲覧でもポイント消費する仕様の運営を行うことで、手持ちのポイントの消費と追加購入を狙った運営だとわかります。
また、所持ポイント0の状態で利用することは禁止事項に挙げられているため、ポイントを消費した後は利用の意思に関係なく課金を促される可能性がありますね。
ID(アイディー)の退会方法
「ID(アイディー)」の退会方法は、運営側へ退会の意思を伝える必要があるようです。ポイント0での利用を指摘されないように、とりあえず連絡をしておきましょう。
退会連絡後も、しつこくメールが届く可能性もあるので、できればドメインを指定して受信拒否状態にしておいた方がいいでしょう。
ID(アイディー)総評
「ID(アイディー)」は、出会い系サイト規制法に沿って運営するサイトのようにも見えますが、年齢確認を正しく行わず、高額課金だけを狙ってサクラ運営をしています。
「ID(アイディー)」のようにサクラ運営を行うサイトでは、男性に都合の良い内容を送信し、返信とポイントの追加購入を狙って運営を行っています。
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